総合住宅展示場来場者アンケート 2020調査報告書(Web版)
総合住宅展示場の魅力と新しい生活への対応、災害意識の変化


はじめに

 2020年は新型コロナウイルス感染症の影響が世界中に広がり、人々の暮らしを一変させた 1 年となりました。わが国でも 4 月に緊急事態宣言が発令され、多くの人が在宅中心の生活を送ることとなり、勤務形態も含め、住まいのあり方が大きく見直される契機ともなりました。本調査 は、 9 月に全国の住宅展示場に来場されたお客様を対象に、このような 時代 における住宅展示場の役割や、新たな試みである総合住宅展示場の来場予約 制度に対して、来場者の認知・利用経験や魅力度などの調査を実施いたしました。また、在宅勤務・テレワークによる住宅計画への影響や考え方の変化を検証しております。
そして、2021年3月には東日本大震災から 10 年を迎えます。この間も各地で大型地震や、豪雨・台風による水害に見舞われ、住宅の自然災害に対する備えや価値観にも変化をもたらしたと思われます。今回は改めて自然災害に対応する住宅への考え方の変化についても検証いたしました。
 この報告書が住宅計画者に向けたより良い提案へと結びつき、今後の住宅市場の発展にわずかながらでも寄与できることを願っております。

 

 

 

 


2021年2月

住宅生産振興財団
住宅展示場協議会