調査の概要と調査結果の要約

■調査の概要

１．調査回収状況
　　アンケート依頼数…… 1,819 票
　　アンケート回収数…… 730 票（総回収数）、 715 票（有効回収数）
　　有効回収率………… 39.3 ％

２．調査スケジュール
　　アンケート依頼…… 2009年9月5日〜 9月27日
　　アンケート回収…… 2009年9月8日〜 10月9日
　　集計……………… 2009年10月13日〜 10月28日
　　分析……………… 2009年11月2日〜 11月 25日

■調査結果の要約

１．回答者のプロフィール
　・調査の回答者……世帯主本人 42 ％、世帯主の妻 51 ％、その他 7 ％。
　・世帯主の年齢…… 20 代 11 ％、 30 代 50 ％、 40 代 23 ％、 50 歳以上 17 ％、（平均 41 歳）。
　・世帯主の職業……会社員 70 ％、公務員 12 ％、自営・自由業 6 ％、会社経営者・役員 5 ％。
　・配偶者の職業……有職者 37 ％、専業主婦・無職 56 ％。
　・家族構成…………核家族 72 ％、夫婦のみ 15 ％、三世代世帯 7 ％。
　・家族人数…………２人 16 ％、３人 32 ％、４人 34 ％、５人 12 ％、６人以上 4 ％。
　・現住居の形態……持家 37 ％、親の持家に同居 7 ％、借家 55 ％。
　・資産相続…………既相続者 7 ％、相続予定者 29 ％、非相続予定者 37 ％、未定者 27 ％。
　・世帯年収………… 300 万円未満 4 ％、〜 500 万円未満 31 ％、〜 700 万円未満 31 ％、
　　　　　　　　　　　　　 〜 1,000 万円未満 21 ％、 1,000 万円以上 12 ％、（平均 674 万円）。
　・貯蓄………………貯蓄実践世帯 92 ％。貯蓄目的は住宅資金 71 ％、教育資金 66 ％が中心。

２．住宅計画と住宅情報について
　・住宅計画の有無………具体的計画者 36 ％、計画者 31 ％、希望的計画者 33 ％。
　・計画進行段階…………白紙段階（初期段階） 32 ％、情報収集段階 39 ％＋比較・絞込段階 14 ％
　　　　　　　　　　　　　　　 ＋契約段階 10 ％＝（具体的検討段階） 64 ％、実現済（既実現段階） 4 ％。
　・実現予定時期…………１年以内 24 ％、２年以内 25 ％、２年以上先・未定 48 ％、実現済 4 ％。
　・最初に考えた時期…… 1 ヶ月〜 1 年位前 59 ％、２〜４年以上前 41 ％。
　・計画進捗状況…………進んでいる 53 ％、進んでいない 46 ％。
　・住宅計画理由…………現住宅は借家 48 ％、子供の成長 45 ％、現住宅に不満・不便 35 ％など。
　・住宅計画形態…………建て替え 20 ％、買い替え 13 ％、新規建築 49 ％、リフォーム 7 ％など。
　・住宅利用形態…………一世帯単独専用住宅 74 ％、二世帯同居専用住宅 19 ％。
　・計画準備状況…………「土地あり・資金メドあり」 26 ％、「土地あり・資金メドなし」 21 ％。「土地なし・
　　　　　　　　　　　　　　　　 資金メドあり」 25 ％、「土地なし・資金メドなし」 24 ％。
　・土地の用意……………ある 51 ％、ない 48 ％。
　・土地の所有形態………自分で購入した土地 47 ％、親族から相続・相続予定の土地 52 ％。
　・建築予算……………… 2,000 万円未満 40 ％、 2,000 万円台 39 ％、 3,000 万円以上 10 ％、
　　　　　　　　　　　　　　　　 （平均 2,141 万円）。
　・住宅資金計画…………自己資金派 15 ％、自己資金中心派 17 ％、借入れ中心派 55 ％、未定派
　　　　　　　　　　　　　　　　 13 ％。
　・自己資金………………預貯金 86 ％、相続・贈与金・親からの援助 29 ％、不動産売却金 15 ％など。
　・関心のある住宅情報…間取り・設計情報 66 ％、家づくりの基礎知識 56 ％、建築費情報 53 ％、
　　　　　　　　　　　　　　　 保証アフターサービス情報 53 ％がベスト 4 。
　・情報収集活動…………総合住宅展示場以外では、インターネット（ 54 ％）と、折込チラシ（ 51 ％）から
　　　　　　　　　　　　　　　　 の情報収集者が特に多い。

３．建築依頼先の検討状況
　・選定重視点……会社の実績・信頼性 68 ％、保証・アフターサービス 66 ％、建物の品質・基本性能
　　　　　　　　　　　　 65 ％がベスト 3 。最重視点では「安心・信頼できる会社」（ 57 ％）が最多。
　・検討会社数…… 1 社 25 ％、２〜３社 33 ％、 4 社以上 12 ％、 1 社もない 30 ％。
　・検討依頼先……当該展示場にモデルハウスを出展している住宅会社を中心に検討中 82 ％、非出展
　　　　　　　　　　　　 会社を中心に検討中 16 ％。
　・安心・信頼……安心・信頼できる住宅会社の条件としては「保証制度とアフターサービスが充実
　　　　　　　　　　　 している」（ 74 ％）ことが最多。
　・低価格住宅……低価格を売り物にしている住宅会社への関心者は 54 ％。
　・業界イメージ……住宅業界のイメージとしては「専門性が高い」（ 49 ％）がトップ。

４．不況下の消費者意識等について
　・経済意識………不況により収入が減少、将来の生活に不安を感じている人が圧倒的に多く、節約
　　　　　　　　　　　 志向を強めている。但し、住宅計画に当っては本物志向が強い。
　・不況の影響……全体的には不況であっても住宅計画は「変わりない」とする人が多数を占めるが、
　　　　　　　　　　　 実現予定時期は早期化、建築予算と借入額は減額化、ローン返済期間は短期化、
　　　　　　　　　　　 建物と設備グレードはレベルアップ化の傾向がみられる。

５．総合住宅展示場について
　・イメージ……………総合住宅展示場のイメージ言葉は、参考、高級、夢がベスト３。
　・訪問箇所数………１ヶ所 32 ％、２ヶ所 30 ％、３ヶ所 20 ％、４ヶ所以上 19 ％。
　・訪問回数…………１回 18 ％、２〜３回 29 ％、４〜９回 35 ％、 10 回以上 17 ％、（平均 5.6 回）。
　・最初の訪問時期…１〜６ヶ月位前 35 ％、 7 ヶ月〜１年位前 21 ％、２年以上前 43 ％。
　・訪問のキッカケ……折込チラシを見たので 42 ％、近くを通りがかったついでに 25 ％、キャンペーン・
　　　　　　　　　　　　　 イベントがあったので 24 ％が中心。
　・訪問の目的………いろいろなモデルハウスを見たい（ 59 ％）が最多。
　・絞込み状況………モデルハウスの絞り込み来場者 46 ％、非絞り込み来場者 55 ％。
　・絞込み棟数………１棟 33 ％、２棟 35 ％、３棟 24 ％、４棟以上 7 ％。
　・内覧棟数…………１〜２棟 40 ％、３〜５棟 46 ％、６棟以上 7 ％、（平均 2.9 棟）。
　・入りやすさ…………「入りやすい・入りにくいモデルハウスがあると感じた」人が 62 ％。入りにくいと
　　　　　　　　　　　　　　 感じた理由としては「営業マンが玄関で待ち構えている」と「入るときに記名を
　　　　　　　　　　　　　　 させる」ことが二大理由。
　・内覧理由…………外観・デザインを見て関心を持った（ 50 ％）と、あらかじめ決めてきたモデルハウス
　　　　　　　　　　　　　 だから（ 39 ％）など。　
　・展示場参考度……大いに参考にしている 27 ％、かなり参考にしている 40 ％、少しは参考にしている
　　　　　　　　　　　　　 28 ％（参考にしていないは１％未満）。
　・期待するもの……価格・価格内容が表示されているモデルハウス（ 61 ％）が特に多い。

６．長期優良住宅について
　　○認知・関心度……認知者 54 ％、関心者 93 ％（内、大いに関心がある 48 ％）。
　　○採用意向………採用意向者 75 ％、非採用意向者 3 ％、わからない 22 ％。
　　○魅力ポイント……内装・設備の変更が容易、住宅ローン控除枠拡充など魅力点は多数。

７．住宅性能表示制度について
　　○認知度………名称認知者 56 ％、うち内容認知者 27 ％。
　　○利用意向……利用意向者 43 ％、非利用意向者 7 ％、わからない 49 ％。

８．住宅瑕疵担保履行法について
　　○認知度………瑕疵担保責任制度 （認知者 44 ％、非認知者 56 ％）、住宅瑕疵担保履行法
　　　　　　　　　　　　 （認知者 25 ％、非認知者 75 ％）
　　○評価…………住宅瑕疵担保履行法の評価は、大いに評価する 42 ％、少しは評価する 33 ％、
　　　　　　　　　　　　 評価しない 1 ％、わからない 25 ％。
　　○確認意向……契約時には「確認したいと思う」が 64 ％。