訪問するに当っては「特にこれといった目的はなかった」とする無目的な人は5.9％にすぎず、大部分の来場者は何らかの目的を持って来場している。但し、訪問目的は千差万別であり、多数の目的に分散している。
ここでは住宅計画の進行段階別に訪問目的を整理してみる。
ばく然とした段階……「単にモデルハウスを見たい」とする人が、他の段階と比べて４倍以上も多く、全体的に具体的な目的意識を持っている人は少ない。
比較検討段階………「構造・工法の検討」及び「住宅会社による違いや特徴の検討」を目的とする人が特に多く、価格や坪単価を気にかけている人も目立つ。また、上記のばく然とした段階と比べると、全体的に目的意識が高く正に住宅や住宅会社を比較検討している姿が伝わってくる。
絞込み・契約段階……全般的に目的意識が最も高く、構造や部材はもとより、間取りやインテリアも検討したい、そして３人に１人は「購入候補会社の絞り込みや選定」を目的として来場している。
